クレLabo Notebook

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3.11から10年

 今回はやっぱり3月11日で。

 

 過去にも記事を書いているんですよね。

 

 

 今年も過去のように3月11日のことを書こうかな?と、もしくは上記の記事を再掲載にしようかな?とも思ったんですけど、改めて書くことに。

 

 ではでは、今回はクレジットカードなどは関係がないですが、お付き合いいただければ幸いです。

 

 

 当時、私は東北の某市におりました。内陸であったため、津波の被害がありませんでしたが、甚大な被害を受けた県であることは間違いありません。

 

 

 あの日の私は新年度を迎えるにあたって「来年度も一緒にがんばろー」的な食事を友人としたり、実家にはいつ帰ろうかな?とかを考えていました。

 

 

 家でまったりとtorneで録画していたバラエティ番組を見ていたら、突然テレビが止まり始める。

 

(ちなみに、torneはこれ。PS3に繋げたら録画が出来で便利でした。)

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私「ん??」

 

 とテレビを触ったり、PS3を触ったりと試行錯誤し始めたら・・・

 

 突然の大きな揺れ。14:46

 

 実はこの日の前から私が住んでいた地域では不思議な地震が非常に多かったです。なので、揺れ初めの頃は「また地震か」と思いましたが、あの日のあの時間の地震「これは今までとは違う!!」となりました。

 

 お皿は落ちるは、本棚は倒れそうになるはと・・・「どうしたもんかな?」と状況の把握と対処に頭をフルに動かしていました。

 

 

 体感時間としては3分ぐらい揺れが続いて止まりました。

 

 

 外に出るとたくさんの住人が外に出ており、状況を確認していました。

 腰を抜かしている高齢の方もいらっしゃいました。

 

私「大丈夫ですか?」

 

おばあさん「だ、大丈夫です」

 

 という会話をしたのを今でも覚えている。

 

 そして、部屋に戻ってライフラインはどうなっているのか?と確認をしました。

 

 停電はしていましたが、ガスは使えており、水も出ていました。携帯も地震発生直後は使えていましたが、後々使えなくなりました。

 携帯は何かがあったら嫌なので、念のため電源オフ。

 

 状況もわからず、情報も何も無い状況で、私は自転車で当時の彼女の元へ。

 

 街は困惑している人でたくさん。信号が止まっている為、一般の人が車の誘導をしていたりと・・・日常が変わっていることを実感。

 

 彼女の元へ行き、無事を確認。夕方まで一緒にいることにしました。

 

 幸いにもガスは通っていた為簡単な食事を作り、頂くことは出来ました。

 

 

 で、日が暮れて夜へ。

 

 

 3月の東北は寒いです。まだまだ一桁の気温は当たり前。最低気温は0度以下になっても当たり前の時期です。

 そして、街灯は真っ暗。頻発する余震。情報はさっぱり分からない。

 

 

 真っ暗な市街を自転車で走って自宅へ帰る途中で「食料と電池が必要だ」と思ったためにコンビニへ。

 

 真っ暗な店内には凄い行列が出来ていました。入り口からレジまで棚と棚の間を本当に蛇のように長蛇の列となっていました。

 

 私はかろうじて電池とカップラーメンをゲット。 

 

 店員さんは真っ暗な中で必死に懐中電灯を使ってお会計。

 

店員さん「レジは動いておりません!!商品の値段も把握できていません!!なので、値札をお客様が確認して、極力お釣りが発生しないように会計をしてください!!」

 

 と完璧なるお客の倫理観に任せた会計となっていました。

(あの時のお客さんたちがちゃんと会計をしていたことを信じていたい・・・)

 

 

 で、買い物を何とか済ませた帰り道。

 

 街の明かりが無いためか、人生で一番綺麗な星空を見ました。

 

 後々、この時見た星空に思うことは・・・「皮肉だよなぁ・・・残酷だよなぁ・・・」です。今でも思います。

 

 そして、真っ暗な中で就寝。ずっと続く余震。私は「寝ている間に建物が潰れていて、起きたら「あの世」ってことあるのかな?」と思ってました。

 で、この時に携帯の電源をオン。電波は切れてました。

 

 でも、ワンセグでテレビを見ることは出来ました。

 

 この時に津波マグニチュード8以上(このときはまだマグニチュード9とか言ってなかった)であったことを知る。でも、私は「夢かな?」と現実逃避。そして、入眠。

 

 

 朝は日光で目が覚めました。

 

私「いやぁ!明るいって素晴らしいね!!」

 

 と思いました。そして、簡単な朝飯を食べようとしたところ・・・

 

 水道が止まっている

(マンションあるあるみたいで、各部屋に水を供給する場合に電気が必要みたいでして。私の当時住んでいたマンションは屋上に貯水タンクを置いており、その際タンクに水を送る時に電気を使用。各部屋に供給するときは電気必要なし。

貯水タンクの水が無くなったんでしょうねぇ・・・)

 

私「困った困った」ということで、奇跡的に持っていた防災セットからポリタンクを取り出す。

 

 

(奇跡的にも震災発生の数ヶ月前に親から渡されていた防災セットがありました。やっぱり、持っていると助かります)

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 防災セットに入っていたラジオを使って、給水所は無いのか?と確認。で、近所で給水をしていることを確認したため水をもらいに。

 

 朝から忙しかったなぁ・・・本当に。

 

 

 で、街は世紀末状態でしたね。窓は割れているし、公衆トイレは水が流れてないため糞尿がそのまま・・・地獄だった。

 

 私のトイレ事情は・・・トイレに行って尿のみだったら流さないようにしましたね。問題は「う○こ」・・・ギリギリまで耐えてました。

 

 家に帰る途中で公衆電話を発見。実家へ電話。(多分朝の7時30分ごろ?)

 

 何度かけても出ない。

 

「お願いだから出てー!!」と心から祈っていました。

 

 

 すると、父が出る。

 

父「何だ。お前か」

 

私「必死に電話したのにそれ!?」

 

父「朝だぞ。そして、今は歯磨きしてるんだ。で、無事なんか?」

 

私「うん!無事!」

 

父「ん。分かった」(電話きられる。時間1分もなし。使用硬貨100円)

 

私「・・・」

 

 

 本当に泣いてやろうか?と思いながら家に帰りました。

(念の為。父も心配はしていたそうですが、内陸であったことから生きてはいるだろうとは思っていたそうです。が、犬の散歩に行っていた母はこれを聞いて大激怒。「もっと聞くことと、話すことがあるでしょ!?」と怒ったらしい)

 

 

 家に帰り、水をゲットしたことに安心して朝食へ。

 

 

 少し落ち着いてトイレ事情を真剣に考えた結果・・・

 

 

私「トイレの貯水タンクに水があれば使えるんだったら川の水でもいいよな?じゃぁ、川の水を汲みに行こう」

 

 

 となりました。

 

 

 昼過ぎのクソ寒い中・・・何とか川の水ゲットー!!と喜んで家に帰ると同時に

 

 

 

 電気復活!!

 

 

 同時に水道も復活!

 

 

私「おい!!川の水は!?」

 

 

 となりました。(でも、良かった良かった)

 

 

 で、このときにやっと日本の現状を知る。

 

 

 感想は「地獄」。延々と流れる津波のシーン、原発の爆発、終わらないACのCM(ポンポンポーン!のやつ)

 

 人間って膨大な情報を突然与えられると固まりますね。本当に。

 

 電気が復活したために実家へ電話。緊張の糸が解けたのか泣いてましたねぇ・・・私。

 

 ちなみに、家族は心配はしていたそうですが「悪運が強いから、死んではいないし無事だろう」と思っていたそうです。

 

 その後は、近所に住んでいる先輩や友人と同居生活をしたり、実家へ何とか帰ったりしましたが、本当にそれまでは物資不足が問題になりましたね。(当時の彼女は親と同居中)

 

 同居生活するにあたって食料や生活必需品を持ち寄って何とか生きていましたねぇ・・・

 

 

 私自身は特段の被害はありませんでしたが

 

「実家が流された」

 

「家族が死んだ」

 

「家族が津波にさらわれた」

 

「家族が見つからない」

 

 

 と、聞いていて悲しくなることがいっぱいありました。

 

 私自身は・・・緊急地震速報などの警告の類の音は聞けなくなってしまいましたね。

 やってはいけないでしょうが、私のiPhoneは鳴らないようにしています。

 

 当時「日本は終わるのか?」と本気で考えましたが・・・あれから、10年。

 

 

 新型コロナ禍ではあるものの、復興をしている日本。

 

 

 日本って強いよなぁ。日本人って凄いよなぁって改めて思います。

 

 最近も「Fukushima50」という映画を見て、当時の原発職員の努力と必死には頭が上がりません。

 

(感動しました)

Fukushima 50 (オリジナル・サウンドトラック)[CD] - 岩代太郎 - UNIVERSAL MUSIC JAPAN

 

 日本だけはなく、今度は世界中で新型コロナウイルスで大変なことになっていますが・・・ワクチンが出来たりと大変なことは変わらないのに、光が見えてきている状況に。

 

 

 この光がどんどん大きくなることを祈っています。

 

 

 改めて東日本大震災で被災された方々にお見舞いを申し上げると共に、亡くなられた方とご遺族に謹んで哀悼の意を表します。

 

 ではでは、今回の記事はここまでに。

 

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